福山市中心部に位置する住宅密集地に計画された住宅
敷地周辺には住宅や集合住宅などが数多く建ち並んでおり、隣家や道路からの視線を避けつつも十分な採光を確保することなどを慎重に考える必要があった
また暮らしへの要望は「心地よい小さな居場所」をあげられた
都市部としてはゆとりのある敷地面積ではあるが住宅密集地における暮らしのあり方を踏まえて設計を行った
心地よい小さな場を作るために、連続する空間の中に現れる場を表現することに意識をおいた
それら個々の場からの視線の抜けが多角的に交わるように計画することで「家族」と「個」の新たな距離が生まれることを考え、さらに多角的な視線の抜けが採光や閉塞感を軽減させることに寄与したと思う
それぞれの居場所から見える景色を家族の成長と共に楽しんでもらえることを願う