建築地:広島県福山市駅家町
構造:木造平屋建
敷地面積:496.03㎡(150.04坪)
延床面積:119.01㎡(36.00坪)
作庭:庭屋sora*niwa 髙岡征洋
写真:貝出写真事務所 貝出翔太郎
福山市駅家町にある周囲を田や畑に囲まれた長閑な田園風景の広がる敷地
初めて訪れたとき土手に咲く満開の桜並木が迎えてくれた。
南北を小高い丘・山に挟まれた細長い空の下に計画された建物は、長閑な自然を包み込むかのようにくの字をふたつ重ねたような形状とした。
リビングからは中庭に向けて大きな開口を設け、その先にある自然とのつながりを意識し中庭にその中間領域としての役割を担わせている。
街中からわずか数分でたどり着ける立地でありながら、昔からその姿を変えていないであろう長閑な風景のひろがる敷地に合わせ、周囲の異物とならないような建築を目指して設計した。
四季を通じて穏やかな日々を過ごせる。
そんな家になったと思う。
受賞
2021年度 LIXILメンバーズコンテスト 地域最優秀賞
掲載
心地よい暮らしの間取りとデザイン2022
建築知識2022年3月号
建築知識ビルダーズ53 間取りとデザイン100連発! 理想の平屋